「くっ、あうっ!」

 次の停車駅まであと何分かかるだろう。そろそろ半分は過ぎただろうか。

 また身体を半回転させられて裸晒しされた時、目に入った駅名に川尻絵里は絶望的な気持ちになった。半分どころか、三分の一にも達していなかったのだ。

「くふっ!」

 茶髪娘に転がされ通しのクリトリス。断続的な快感に、下半身が痺れてしまいそうだった。

「んひ……」

 好き勝手に弄られながら、川尻絵里はバイト中に痴漢されたOLさんを背負って、事務室に運び込んだことを思い出した。

 電車がホームに到着してドアが開いた時、下着とパンストを膝まで下ろされて腰が抜けていたから、一目で痴漢されたのだと分かる有様だった。

 こぼれ出た乳房が乳汁で白っぽく濡れているのを見て、どうしてこんなになる前に大声を上げなかったのだろうと思ったものだ。

「くぅぅぅっ!」

 大声なんか出せるはずがない。何としても周囲に痴漢されていたことに気付かれずに済ませたい。だから、次の駅まで耐え切るしかない。

 きっと、あのOLさんも同じように考えたのだ。その結果があの姿……。



 快感で目の前がチカチカした。

「んふ……」

 脇から伸ばされた指が陰裂の中に潜り込み、柔らかい部分をまさぐり始めた。

 穴に指を入れられてしまう。川尻絵里は不埒な指先の意図に気付いたものの、避ける術がなかった。

「ひぃぃっ!」

 侵入してきた二本の指先が膣穴の中を動き回り、快楽信号を増幅させる。

 クリトリスを弄られて一杯一杯のところに指入れだ。身体がピクピク震え、脚が開き気味になるのを抑えられない。

「ああん、イッちゃいそう」

 茶髪娘に笑われた。同性相手に焦りを誤魔化すことは難しかった。

 剥かれたクリトリス亀頭を摘ままれたり押されたり揉まれたり。陰裂から引っ張り出された小陰唇が片方、伸びて突っ張っていた。

「お姉様、アヘっちゃっていいんだよ〜?」

 片時も女性器を弄くる指先が止まることはなかった。何か別のことを考えて気を逸らそうとしても、強烈な快感に意識が現実に引き戻されてしまう。

「乳首立ってるじゃん」

 言われるまでもなく、複数の指先に転がされる乳首は固くしこっていた。先端がかすかに湿っており、乳汁を垂らし始めるのは時間の問題と思われた。

「気持ちいいくせに」

 乳暈を指先でくるくるなぞられた。前屈みに防御しようとしても、身体を強制的に起こされる。

 膣穴と乳首とクリトリスと。何本もの手に女体をまさぐられ、誰に何をされているのか訳が分からない。

 早くクリトリスを弄くる指先から逃れなくては。まずい、まずい。

「ほらほら」

 乳首を摘ままれた体勢で身体をひねって抵抗したので、乳房本体だけがタプタプ揺れた。

「駄目ッ」

「気持ちいいでしょ。ねぇ?」

「離してっ」

「もう、やせ我慢しちゃって。ちょっと前開けて」

 茶髪娘がひしめく人垣を押しのけ、川尻絵里の前にしゃがんだ。川尻絵里からすると、茶髪娘の姿が急に消えたような感覚だ。

 クリトリスへの刺激が収まってほっと息をついたのも束の間、正面から陰裂を押し広げられて包皮をつるりとめくられてしまった。そして片手でクリトリス亀頭を摘ままれ、もう片手で裏筋の部分をくすぐられ始めた。

「ひぃぃっ……んんんっ!」

 思わず声が出てしまい、また口を押さえられた。

「んひぃぃぃぃぃぃっ」

 電気に触れたみたいな快感だった。反応を抑えるなんて無理だ。

 もがく腰が前後に揺れて、マンコが茶髪娘の顔面にくっついたり離れたり。

「ふふっ、効いてる効いてる」

「んあぁぁぁぁぁっ」

 腰が抜けかけて沈みそうになる身体を、複数の腕に引き起こされた。爪先が床から浮いて脚が勝手に開いてしまう。

 イカされる、イカされる!

 強烈な快感に慌てた理性が警告を発するが、肉体が言うことを聞かなかった。その理性もたちまち大波にのみ込まれて引っ込んでしまう。




「あっ、あっ、くはぁっ!」

 プルンプルン。朱がさしかけた乳房が揺れた。

 開いた脚が不規則にビクンビクンと震えながら突っ張る。

 ずいぶん頑張ったつもりだったが、茶髪娘がしゃがんでから一分と経っていなかった。

「んはぁぁぁぁぁっ!」

 もう限界だ。そう思った瞬間に身体中が痺れるような快感に声が出てしまった。目の前がチカチカする。

「イッた?」

 生意気盛りの小娘たちが、川尻絵里の表情をじっと見つめていた。

「はぁっ! んはぁぁぁっ!」

 クリトリスの裏筋はくすぐられたまま。

 断続的に送り込まれる快感で手一杯の脳髄が、川尻絵里の思考を停止させてしまっていた。

「くはぁっ! んひっ!」

 イッた瞬間は苦悶の表情に似ていた顔つきが、次第にだらしなく緩んでいく。

 口角からよだれの糸が垂れた。

 誰が見てもごまかしようもない『イキ顔』だ。

「イッてる、イッてる」

「ほら、瞼がヒクヒクしてる」

「くはぁぁっ! んひぃぃぃっ!」

「あははっ、裏筋くすぐりには耐えられなかったね〜」

 天井を仰いで白目がちになった顔を小娘たちが観察して笑う。

 年上のお姉様をイカせた茶髪娘が「本気になったらこんなものよ」と得意顔を見せた。クリトリスを刺激する指先は動き続けたままだ。

「んはっ! くはっ!」

 圧倒的な快感だった。イカされて悔しいとか、恥ずかしいとか、考える余裕なんかなかった。肉体が勝手に反って声が出てしまう。

「女の快楽はこれからだよ〜ん」

 しゃがんだ茶髪娘が川尻絵里の女体を見上げて口元をゆがめた。剥いて押さえたクリトリス亀頭に狙いを定めて顔を近づける。

「んひっ!」

 茶髪娘の鼻先が陰裂の内側にズブズブめり込んだ。舌先でターゲットの肉芽に当たりを付けて口をすぼめる。

「んはぁぁぁぁぁっ!」

 イッた状態のままクリトリスに吸い付かれた川尻絵里の脚が、さらに広がった。

 浮いた身体を支えられ、脚を拡げた姿はやじろべえのよう。イカされた女体が重心を失ったかのように前後左右に揺れる。

「んひぃぃぃっ!」

 川尻絵里に出来ることは、イキ続けることの他に何もなかった。

 陰裂から吸い出される亀頭部を震源に猛烈な快感が脳髄に送り込まれ、処理能力オーバーで意識が飛びそうになる。

「すご〜い、指が食べられちゃいそう。締まる、締まる」

 膣穴に指を突っ込んでいる小娘が笑った。

 乳首担当の女生徒が「乳汁出てきたよ」と興奮している。

「ほらヨダレ、ヨダレ」

 誰かにティッシュで口元を拭われた。

「どう? 濡れてきた?」

 膣穴に指を突っ込んでいる女生徒に代わって、川尻絵里の身体が自ら答えた。クチュクチュ。湿った音が聞こえ始める。

 言うまでもなく、女が膣穴を掻き混ぜられる音だ。




 決壊した『女の泉』が、止めどもなくお汁を溢れさせる。

 淫汁が湧き出ては膣穴の周りを白く染め、一部は太腿を伝い、一部はポタリポタリと床に垂れ落ちた。

 川尻絵里は何も見えず、何も分かっていなかった。

 どの辺りを走っているとか、あとどのくらいで駅に着くとか、もうそんな事はどうでもいい。それ以前に、自分が痴漢されていることすら飛んでしまっていた。

 ひたすらクリトリスを吸われる快感に丸呑みされて喘ぎ狂う。

「きゃはは、このお姉様ったらエロい、エロい」

「もっと吸ってやりなよ」

「くはぁぁぁぁぁっ!」

 口を塞ぐ手が邪魔だとばかりに首を振りながら、声を張り上げる。

 声を出したら他の乗客に気付かれる? それもどうだっていい。

 気持ちよくて、気持ちよくて、気が狂ってしまいそう。

「あはぁぁぁっ! ひぃぃぃぃぃっ!」

 川尻絵里の太腿がビクンビクンと震えた。

「おおっと危ない」

 茶髪娘が頭を引くと同時に、川尻絵里が失禁した。

 大量の失禁だったが、誰かの指に尿道口を押さえられていたので飛び散ることはなかった。

 股間の真下の床に、みるみる大きな水たまりが出来て広がる。

 淫汁と小水が混じった、まだら模様の水たまりだ。

 そんなものにスマホのレンズを向けて喜んでいる女生徒もいた。

「あ〜あ、失禁するわ、乳は噴くわ」

 茶髪娘が笑いながら陰裂に指を差し入れて、失禁中もお構いなしにクリトリスを転がした。

「一丁上がり」と、勝ち誇る。

 川尻絵里は『女の泉』決壊と同時に乳汁も出てしまい、大きな乳房が両方とも乳まみれでテカっていた。




「あひぃぃぃ、あぁぁぁぁぁぁっ!」

 みだらな声が響く。

 周囲の乗客はずいぶん前から痴漢騒ぎに気付いて注目していたが、離れた場所の乗客も、この声でどこかに陥落させられた哀れな娘がいることを知った。

 何回イッたか数え切れない。と言うか、ほとんどイキっ放しだった。

 イッて、イッて、イキまくって、何も分からなくなって、それでもなお川尻絵里はイカされ続けて気を失った。




 いつ失神したのか。

 川尻絵里は、イッてしまった後のことは何も記憶になかった。

 目を覚ました時には、駅の事務室の隣にある仮眠室に横たえられていたのだ。

 誰にどうやって運ばれたのかも、当然分からない。

 失禁とお汁でびしょ濡れの下着とジーンズは脱がされ、裸の下半身にタオルが掛けられていた。

 ミルクの匂いのする見覚えのあるブラジャーが枕元に無造作に置かれていて、カットソーの下はノーブラだった。




 自分はJCたちに痴漢されて惨めにイカされたのだ。そのことは分かっていた。

「大丈夫ですか?」

 しばらくすると、見覚えのあるアルバイトの子が通りかかって哀れむような目つきで声をかけ、川尻絵里の返事を待たずに奥に行ってしまった。

 ノロノロと起き上がって頭を振る。

 立ち上がろうとすると、大陰唇に挟まれたクリトリスに圧力がかかって、ツンと快感が走った。

「う……」

 まだ駄目だ。仕方なくまた横になる。

 刺激に触発されたのか、乳首までトクントクンと脈打ち始めた。

 いい加減にしてとばかりに眉をひそめ、カットソーを引っ張って乳首との間に隙間を作る。

 ああそうか、あれは今朝更衣室で気をつけるように注意してくれた子だ。川尻絵里は唐突に思い出した。

 ずいぶん熱心だったけど、あの子も同じ目に遭ったのかもしれない。

「……」

 それにしても、気が狂いそうな快感だった。あんなの、経験したことがない……。

 心はともかく、肉体はまだ快感の余韻を引きずっていて、ちょっとしたきっかけで暴走してしまいそうだ。




 川尻絵里は、肉体が蜜の味を覚えてしまったことを自覚してうろたえるのだった。




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